【決定版】シロアリと羽アリの見分け方!発生時期と被害を食い止めるチェックリスト

家の中で羽アリを見つけたとき、「これはシロアリ?それとも普通のクロアリ?」と不安になったことはないでしょうか。

実は、シロアリの羽アリとクロアリの羽アリは見た目が似ているため、多くの方が誤認しています。しかし、両者の違いを正しく理解し、発生時期や被害の兆候を把握しておけば、緊急度を適切に判断でき、深刻な被害を未然に防ぐことができます。

シロアリと羽アリの違いは?3つのポイントで確実に見分ける

シロアリとクロアリの羽アリを見分けるには、外見上の3つの特徴を確認します。

一般的に色やサイズだけでは判別できないため、以下の表でチェックしてみましょう。

部位シロアリの羽アリクロアリの羽アリ
羽の形状前後4枚が同じ大きさ前の羽が大きく、後ろの羽が小さい
触角の形数珠状で直線的「く」の字に曲がっている
胴体のくびれくびれがなく寸胴胸と腹の間に明確なくびれ

羽が落ちている場合でも、触角と胴体の形状で見分けることが可能です。

特に触角の形状は決定的な違いとなるため、肉眼またはスマートフォンのカメラで拡大して確認することをおすすめします。

なお、シロアリの羽アリも黒色のものが多いため、色だけでシロアリと羽アリを見分けることは避けましょう。

発生時期で分かる!いつ出たかで緊急度が変わる

シロアリとクロアリは、群飛(一斉に飛び立つこと)する時期と時間帯が異なります。

発見したタイミングから、ある程度種類を推測できるのです。

専門業者によると、代表的なヤマトシロアリは4~5月の日中に発生し、イエシロアリは6~7月の日没後に活動します。

一方、クロアリの羽アリは7月以降に発生するのが一般的です。

ただし、高気密住宅では室内環境が一定のため、時期が前後することもあります。

また、一斉に大量発生した場合はシロアリの可能性が高いといえます。

シロアリは群飛行動によって数百~数千匹が一度に現れるため、室内で大量の羽アリや羽の散乱を発見した場合は、早急な対応が必要です。

今すぐチェック!シロアリ被害の兆候リスト

シロアリ被害は目に見えない場所で進行することが多いため、以下のチェックリストで早期発見を心がけましょう。

緊急度:高

  • 室内で羽アリが大量に発生している
  • 蟻道(ぎどう)を発見した
  • 床を歩くと明らかに沈む

緊急度:中

  • 柱や壁を叩くと軽い空洞音がする
  • 床がギシギシと鳴る
  • 玄関周りや基礎に土のような筋がある

緊急度:注意

  • 数匹の羽アリを室内で見かけた
  • 築5年以上で一度も点検していない

特に蟻道の発見は被害進行のサインです。

蟻道とは、土や排泄物で作られた硬い筋状の構造物で、基礎や壁面に沿って伸びています。

これを発見した時点で既に被害が進行している可能性が高いため、専門業者への相談が必要です。

また、床鳴りや沈みは内部から木材が食害されている可能性を示しており、放置すると構造材の強度低下につながります。

玄関周りや基礎部分、床下は湿気が溜まりやすくシロアリの侵入口となるため、重点的にチェックしましょう。

やってはいけない初期対応!殺虫剤が被害を拡大させる

羽アリを発見すると、つい殺虫剤を使いたくなりますが、駆除目的での殺虫剤使用は避けるべきです。

一般的に、市販の殺虫剤には忌避成分が含まれており、これによってシロアリが巣から分散し、被害範囲が広がる恐れがあります。

正しい応急処置は、物理的な除去と記録です。

ガムテープや掃除機で羽アリを捕獲し、熱湯をかけて処理します。

このとき、発見場所や時間帯、数を写真や動画で記録しておくと、後の業者相談時に役立ちます。

ただし、これらの方法は巣そのものの駆除にはなりません

市販の薬剤を使用した場合の再発率は30~40%とされており、根本的な解決には専門業者による駆除が必要です。

専門業者へ依頼すべきタイミングと費用の目安

以下のような状況では、すぐに専門業者へ相談することをおすすめします。

  • 室内で大量の羽アリが発生した
  • 蟻道や空洞音を確認した
  • 床に明らかな沈みや異常がある

業界調査によると、シロアリ駆除の費用相場は30坪の住宅で約20~30万円です。

1平方メートルあたり2,153~3,250円が目安となりますが、被害の程度によって変動します。

業者選びでは、協会への加盟状況や資格の有無、見積もりの明確性を確認します。

即決を迫る業者や、極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。

また、保証内容は5年が基本とされており、薬剤の有効期間に基づいています。

まとめ:シロアリと羽アリの見分け方で被害を最小限に

シロアリと羽アリの見分け方は、羽・触角・胴体の3つの特徴を確認することで判別できます。

発生時期や時間帯も判断材料となりますが、室内で大量発生した場合や蟻道を発見した場合は緊急性が高いと考えてください。

殺虫剤の使用は被害を拡大させる恐れがあるため、物理的な除去と専門業者への相談が最も確実な対応です。

築年数が経過している住宅や、前回の施工から5年以上経過している場合は、予防的な点検も検討しましょう。

早期発見と適切な対応で、大切な住まいをシロアリ被害から守ることができます。